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毎日書く日記

2025年08月の日記


2025/08/04 (月)

 きのう弁当を作っていたが、朝持っていくのを忘れた。どうすれば忘れなくなるだろうか。チェックリストを玄関ドアに貼るべきか。

 弁当を忘れた日は夜ご飯の準備がないから、それは楽だ。ナスの甘辛と水餃子、それと釜玉うどん。

 夜はGoの勉強をしていた。ひとまず言語の基本使用を覚えようとしているが、なんだか難しい。コマンドラインツールの自作がハンズオンで出てきたが、一旦飛ばした。こういうのはシステムプログラミングというのかな?もう少し全体を見終わってから戻ってこよう。今のところのGoの印象は機能が少ない言語という感じだ。シンプルで抽象的だ。

 1時ごろまでやっていて、その後に昨日で半分ほど読んだ『コンビニ人間』を読み終えた。https://x.com/akrov5/status/1952425114232054163?s=46

 アンダーテールも少しだけやって、あとはもう寝よう。2時ごろ寝たいなと思っていたが、なんだかんだ3時になってしまう。4時にいかないだけ今日は前進的だった。


2025/08/05 (火)

 冷やしてないマンゴーは美味しくない。冷やそう、マンゴー。

 ジムへ行った。朝、着替えを用意し切る時間が無かったので、水着だけ持って今日はプールへ。いつも、今日こそ500m泳ぐぞと思っているが、今日も350mしか泳げなかった。継続したら泳ぐ気になるのかな。足がパンパンになって水に入る気にならない。お腹がいよいよ出てきて、たまたま遭遇した知り合いに「なんか…めっちゃ太ったな」と言われた。

 晩御飯はそうめんとベーコンエッグと納豆。米代わりにそうめん食べるの結構ありかなと思っている。早いし。つゆとの組み合わせで完結しているから、米を進ませるための味付けのおかずとかがいらない。今日のベーコンエッグも気づいたら何もつけずに食べ切っていた。

 今日もGoの勉強をした。interfaceにつまづいていたが、わかりやすいブログとClaudeとの会話でなんとなく理解した気にはなれた。


2025/08/06 (水)

 会社の1on1で話してて気づいたが、この日記を含め、習慣をきちんと継続していることがかなり自信に繋がってるっぽい。習慣を続けている自分に酔えるし、悪酒でも安酒のつもりもないので無根拠な自信でもない。仕事関連でいうと、「技術書を最低5分読む」を掲げていたが、最低ラインをめっちゃ低くしたのが結果としてこうを奏した。もうしばらく続けていれば本当に強度の高い人間になっていける予感がしている。

 『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』という本を買った。同じく1on1で勧められた本だ。ビジネス啓発本のど真ん中で、忌避感がないわけではないが、勧められたので読んで感想を持っていくのがいいだろう。勧めた本人も精神論が多いのは差し引いてテクニックだけ吸い上げればいいよと言っていたので、そういう読み方でいいんだと思う。

 近所で夜中の2時ごろに狂い鳴きし始めるセミの個体が出没して困っている。いや、困ってはいない。ここに書いちゃうと余計に意識してしまいそうだけど。これが1個体の仕業なら2週間も保たないと思うが、集団だったら怖いな。

 結婚式の引き出物のバームクーヘンと実家から届いたマンゴーの消費が追いつかない。片や乾いて味が落ちてきていて片や皮が黒変し始めて味が落ちていそう。


2025/08/09 (土)

 昨日は22時台にソファで眠ってしまったらしい。金曜のアゲの気分で町田屋を食べて帰ってきてほぼそのまま出てしまった。今日の朝は7時過ぎに起きたから、9時間近くぐっすり寝られたようだ。回復できて何より。

 朝起きてまずやったのはGoの勉強かな。とにかく暇さえあればやらなきゃというメンタリティになっている。適当な時間に朝ごはんをとった。ミロとベーコンエッグ。その後は断続的にGoの勉強とYouTubeと家事をやったりやらなかったりしていたら、3時になっていた。

 お昼は外に行くのも億劫な気分になったので家でカップラーメンを食べた。カップヌードルの麻婆味。買い置きしておいてよかった。

 そっからの午後も午前とだいたい同じことと、あとハイキューを段ボール整理の最中に見つけて読み耽っていた。あと花火も読み始めた。夜ご飯はそうめん+そばのちゃんぽんと、コンビーフハッシュ混じりの卵焼き。

 なんだかサウナに入りたくなって近所の銭湯へ行った。待ち時間なくすんなり入れたのは結構幸運だったと思う。気持ちよかった。入浴後の伊良コーラも含めて1時間で1350円する娯楽だけど、数ヶ月に1回くらいならじゅうぶん許していい範囲だろう。

 さらに夜は9月中旬の松本旅行の計画を練った。宿が結構高くなっていてやばい。


2025/08/11 (月)

 昨日は日曜日。朝から昼はハイキューを読んだりYouTubeを観ていて適当に過ごしていたと思う。

 夕方に恋人を迎え、立川シネマシティへ国宝を観に行った。3時間の上映ということでトイレに行きたくならないか心配だったが、そこそこ大丈夫だった。内容もよかった。シーンシーンでは芝居に圧倒されたり、泣いたり。全体を通してはよくわからないところは多かった。レイトショーということもあってか、食べ物で音を鳴らす人はいなかったし、トイレに立つ人も見かけなくて、視聴体験のいい時間だった。

 今日は月曜日。昼過ぎに行動を始め、始動は近所の蕎麦屋へ昼ごはん。少しお高いところなので一人では1回しかきたことがなかったが、今日は二人で、天ぷらの盛り合わせまで頼めた。

 午後は丸の内の方で遊んでいた。インターメディアテクを一周しKITTEを適当にぶらついたのち、新宿へ移動しニトリで敷布団カバーを買った。私は脱毛の施術があったので1時間少々解散し、その後紀伊國屋書店で再集合した。セキスペの試験日が迫っていることにいよいよ危機感を覚え始めたので、『安全なWebアプリケーションの作り方』を買った。試験用の本を買うのはなんとなく癪だった。この本もこの本で結構分厚いので試験までに通読するかどうかは怪しいが、試験のためだけの勉強にはしないぞという自分への発破かけみたいな気持ちを持っている。

 夜ご飯は高田馬場のはま寿司。安くて美味くてお腹いっぱいになるご飯として定番化し始めている。回転寿司っていうてそんなに安くないよねという感覚をずっと持っていたが、ここ1年くらいの食費の高騰で、夜ご飯に1500円くらいなら、複数人での会食でならという条件付きなら、全然安いよねという感覚に変わってきた。

 幸せな3連休が終わり、明日からまた仕事だ。そこまで憂鬱なわけではないが、まあ、金曜日に残した仕事があるなあという感じである。

 とりあえず明日まずやることは、先日当選したずとまよ万博ライブの日に有給を申請することだ。


2025/08/12 (火)

 今日は仕事に普通くらいに熱中できた。

 終業後に食事の予定があったが、少し時間があったので会社においてある『Googleのソフトウェアエンジニアリング』を読んでいた。Amazonレビューには翻訳がひどいといくつも投稿されていて心配だったが、地の文は案外大丈夫だ。今日読んだ範囲だと1つだけ、ハイラムの法則の日本語が全く意味不明だった。今度読んだ時にもう一度咀嚼してみよう。

 夜は赤からに行った。恋人とその同期と3人。ハラミの唐揚げがとってもおいしかったので覚えておこう。絞ったレモンがとても合ういい唐揚げだった。


2025/08/13 (水)

 朝ごはんをバナナにすることにした。菓子パンより肥満に効かなそうだし、腸の調子もよくなりそう。ただ、バナナ単体で食べるのがあまり好きではないので続くかが心配だ。

 今日の仕事もぼちぼち。1on1で深い話・深めようがある話ができそうになってきた。来週が楽しみだ。

 就業時間後にリリース作業をしていた。定時後にこれやるのどうにかならないのかなあ。前のリーダーにこのことを話したら、なぜ現状がそうなっているのか、他のチーム・会社だとどうしているのか調べてごらんと言われたきり、この疑問はまだ解消していない。

 夜ご飯はハヤシライスを作った。カレーやハヤシライスの具材は結構自由でいいんだと最近思えるようになってきた。今日は豚コマ、しめじ、ピーマン、玉ねぎ、にんじんだ。やっぱりお肉は牛を食べたいな。3年後くらいにはハヤシライスに平気で牛肉を入れてもいいと思えるような経済状況になっているかしら。いやせねば。

 同棲をしていると自分のやりたいこと、いつものルーティーンを乱さないといけないのはつらいな。ここの折り合いはどうにかつけていくことを考えないといけない。いちばんは勉強したい・しなきゃがあるんだけど、これが今の一人暮らしが終わった時に思わなくなるといいのかな。同棲生活としてはいいが、エンジニアとしてはどうなんだろう。


2025/08/14 (木)

 朝ごはんのバナナが負から無になってきた。これなら続けられそう? 手を汚さないように皮を剥くというのがちょうどいい刺激になって味を忘れさせてくれる。

 今日は仕事をサボっていた。やるべきことが終わってからしばらく特に何もしていなかった。

 夜ご飯は、いつもの小松菜と厚揚げとひき肉の炒めを作った。オイスターソースが切れてて味の決め手に迷ったが、鶏がらスープを入れてことなきを得た。生姜を多めに入れたのもいい味になっていてよかった。こういうときのリカバリ力が家庭力なのかもしれない。

 本や勉強の内容をコロコロ変えるのをちょっと禁止してみようかと思う。現状コロコロ変えているというよりは複数の本や勉強を日によって代わりばんこでやっているという感じだが、コンテキストスイッチが脳に負担をかけ、非効率だという記事を読んだので影響されてみる。ひとまず直近だと、コンサルが最初の3年間で学ぶコトを読み終えるまでは他の本には手をつけないでおこう。本を読んでいない時間もなんとなくこの本のことを反芻するような気持ちをもとう。


2025/08/15 (金)

 いろんな人から声をかけられる人になる、というのは強い人の在り方としてわかりやすいなと思う。今日は異なるチームの人から何かを聞かれることがあった。その方向性での成長先を想像するなら、毎日がこういうことだらけなのだろう。

 夜は冷麦を食べた。付け合わせはナスと豚バラのカンタン酢蒸しとピーマンツナ。さらに余っていた八海山を少し合わせた。


2025/08/18 (月)

 2日前は土曜日。お昼はパスタ。近所のおいしい名店。たまに行って少し高くてすごくおいしいパスタを食べるというのは、東京に住んでいるという感じがする。し、その東京の中でも「地元」みたいな縁を作ろうと力を入れている感じがして気持ちがよい。

 お昼を食べたら上野動物園へ行った。空は曇っていて気温は抑えめ、比較的快適に歩き回ることができた。上野動物園に来るのは多分2回目だが、いろいろ忘れているものだ。ツチブタが何頭もいることなんてすっかり忘れていた。

 動物園をひとしきり見回ったら2時間半ほど経過していた。疲労感を感じ始めた脚を休めようと、あんみつのみはしに入った。本店はひなたで行列に並ばないといけなかったため、アトレの中の店舗に並んだ。30席ほどで回転率はどうかなと思ったが、案外15分ほどで入れた。でもよく考えたら、1人あたり30分滞在するとしたら、30席あれば1分に1席は回る計算なのか。そういえば並びはじめでは10人くらいいた気がする。あんみつというもの自体まったく得体を知らなかったのだが、見た目と内容物に裏切られることなくおいしく平らげた。トッピングをホイップか抹茶アイスかで迷ったが、アイスの方にして正解だった。始終冷たくあってくれる存在は、甘さの集合体であるあんみつにとって必要不可欠なのではないかと思った。

 次の予定まで少し時間があったのでアトレを散策。graniphという服屋に入ってセールのシャツを買った。デザインに一目惚れした。ただ、値段のほとんどはデザインに割いていて衣服としての純粋な機能はそんなに高くなさそうだ。

 夜はサークルのOBで飲み会があった。お店はシュラスコで、これまた経験したことのない形式の食べ物だった。なんだかんだダラダラ3次会までいて、結局新宿から新宿から歩いて帰る事になった。ベロ酔いせずに歩いて帰ったのは初めてで、ポッキリ30分で帰れるという学びを得た。

 昨日は日曜日。前日はベロ酔いでなかったとはいえ、普通に酔っていたため、適度な二日酔いと寝不足で昼過ぎまでの時間を床の上で溶かした。

 友人が千葉の祭りでパフォーマンスをやるということで、そのスタッフとして呼ばれていた。東京に来て1年半経つが、総武線に乗って千葉方面へ行くのは意外にも初めてだった、と思う。前に銚子に行った時はなんかの特急に乗ったと思うけど、なんだったんだっけ。西船橋までは東西線だったわけだが、地上区間の最後の方はなんだか走行音がガタンゴトンではなくてカラカラカラという音だった気がする。覚えていたら今度理由を調べてみよう。あるいは、線路の外から音を聞いてみたい。

 本土に来てから、いわゆる日本の夏祭りを歩いたのはもしかしたらほとんどしていなかった経験だったかもしれない。祇園祭と淀川花火大会には足を運んだことがあったが、こういう、どでかいテーマがあるわけではないただの祭りは新鮮だった。地元のお店が軒先で出店する形式と、ガラの悪そうな人たちの一時の出稼ぎのいわゆるテキヤが混在していた。韓国料理屋の謎の揚げ物が目について最初に買ってしまった。青唐辛子にひき肉を詰めて揚げたものと、春雨を海苔で巻いてあげたもの。両方とも全く知らない料理だったが、韓国のお祭り定番グルメだったりするのかな。あとは何か買ったっけ。それで結構お腹が満たされて以降祭りでは何も買わなかった気がする。

 その千葉のお祭りは結構規模は大きかったようで、ストリートステージが8個くらいあって、見るものには困らないといった具合だった。片腕の大道芸を見たり、ダイナミック琉球の創作エイサーを見たり、小学生アイドルを見たり。夕方という時間帯もあっただろうが、普通に街中のビル群の道路を閉鎖して祭りが行われていたので、日差しを日差しを真に受けずに過ごせてそこそこ快適だった。友人のパフォーマンスは斜め後ろから見ているだけだったのでよくわからなかったが、お客さんの反応を主に眺められたのはちょっと面白い体験だった。

 帰りの総武線は全然混んでいなかった。東京方面からこの祭りにわざわざ来る人は少ないか。千葉と東京は自分が思っていたよりは時間距離があるなと認識を改めた。途中、東京駅に寄って駅弁を買って家で食べた。海苔弁山登りの海はやはり段違いにおいしい。

 今日は月曜日。仕事はそれなり。今週任される仕事は結構責任が重いかもしれない。夜は肉豆腐。


2025/08/20 (水)

 1on1で打ちのめされた。うすうすわかっていたが、自分が本質から逃げて努力している風の努力しかしていなかったことを突きつけられた。嘲笑ってくれる人がいるだけ、私はまだ救われている。これまででいちばん、本当の危機感に近い感情を持った。

 終業後はひとまず今かかわっているシステムのコードを読んでいた。Claude Codeに調査させドキュメントを作らせ、並行してコードを読み、会話し、ということをやっていた。2時間で12ドキュメントを作らせたが、概観とデータ層しか終わらなかった。アプリのバックエンドを理解するのにもう5時間ほどかかるだろうか。

 1on1でとにかくそれをやれといわれたことをまずやった。感覚としては外してない。そして、思ったより時間がかかっていない。半年とか1年スパンで、と発言したのは流石に嘲笑に値する。ただ、今日の範囲でも読んだは読んだしなんとなく把握はしたけれど、何か深い洞察が得られたわけではないのが微妙なところ。まあひとまずこの1週間これをやってみて来週またフィードバックをもらおう。


2025/08/21 (木)

 今日も夜は1時間半ほどシステムの理解作業をしていた。今日はインフラとソースコードの関係を理解しようとしていた。これはおそらくこのシステム固有のものではないんだなということはわかった。Rustのcarge.tomlとdocker,cdk、しょしてCI/CDパイプラインのつながり方がやっとふんわりわかった気がする。多分dockerのアイデアについてもう少し勉強したら腹に落ちるんだと思う。コンテナ技術というのがわかっていなくて、DockerFileとdocker-compose.yamlの役割の違いとか、ローカルと本番環境の違いとかが真にはピンと来ていない感覚。

 その後は昨日よりは早めに切り上げて、会社の飲み会に参加した。最近は副社長がよく参加してくれていて話せてありがたい。

 同僚のエンジニアと、昨日今日やっている活動について話した。彼には「理論からか実践からか、だね」とまとめてもらって、それもわかりやすいなと思った。そして、理論がわかってくると雑談が楽しくなるよ、と教えてもらった。

 帰り道に、なぜか地域アイデンティティのことについて考えていた。ふと、自分は東京に来てから自認が関西人になったな、と思った。もう少し掘り下げられそうだが、それはもうしばらく考えてからにしよう。


2025/08/28 (木)

 習慣が崩れるってのは嫌なもんだななんて生意気なことを、最近習慣というものを作り始めた若造なりに思う。

 週末にやったことこそ日記にして残しておきたいが、日記が途切れる要因は週末にこそやってくる。

 今日の夜は定時退社して買い物も済ませたところで、家の鍵を財布ごと会社に忘れてきたことに気がついた。初めてのことだから再発防止策とかは特に考えなくていいかなとおもっている。もし非常に低いコストで再発リスクを格段に下げられる手段があるなら、思いつきたい。

 久々にしいたけの黒酢炒めを作った。しいたけは量に対して値段が高いからあんまり手を出していないが、食べてみるとやはりうまい。こんなぶりぶりの食感のしいたけをたくさん食べられるのは自炊の特別な体験という感じがする。黒酢と醤油に黒胡椒をかける味付けもなかなか他に類を見ない。

 連日ワンピースを読んでしまっている。いちばん大好きなエニエスロビー編を一気に読んでしまった。同時にアンダーテールも進めている。今はGルートだ。


2025/08/31 (日)

 金曜は会社でビアガーデンがあった。食事環境と内容は劣悪で、ビールだけがしっかり冷たかった。同席した人と『ロバート秋山の市民プール万歳』の話で盛り上がった。私以外に知っている人を初めてみた。偶然神宮の花火を観れたのは幸運だった。これが今年の最初で最後の花火になったと思う。

 土曜はまずデザインあ展へ行った。会場は虎ノ門のビル45階にあり、展示の前に普通に眺望が楽しめた。国会議事堂を肉眼で見たのはきっと初めてだ。内容はそれなりにおもしろかった。混雑で萎えが先行するかなと思ったけど、意外とそんなことはなく、見たいものはしっかり見て体験したいものはそれなりの順番待ちで触ることができ、じゅうぶんに楽しめた。Do it!を事前に知っていたから行きたいなと思っていたのだが、事前に知っているがゆえに現地での楽しみは少なくなってしまった。デザインという分野はおもしろさは感じるけど、凄そうなものを見てもふーんとかへーいいね以上の感情の起伏がなく、感動の仕方がまだよくわかっていない。興味に奥行きがないというか、目の前の現象におもしろさを感じたときに興味を伸ばすべき方向を示してくれないことに若干の不満を感じている。マジカルなんだよな。展示を見に行ったときの頭の働きって、展示がどんなものであれある程度分析的になっていると思うんだけど、それが封じられてエンタメに向き合わされている感じが窮屈だった。子供向けの展示だろうしそれはそうか、それはそうか。。。どこかシステマチックに見せているが、特に理論とかはなく感覚の世界、あるいはパターンの羅列と組み合わせにすぎないんじゃないかと疑っている。

 夜は吉祥寺で行きつけにしているもつ焼き屋に行った。東京に心の底から許せる店を見つけられたという幸福をつくづく噛み締める。

 日曜日の始まりはだらりとした朝から始まった。昼前から始動し、サンリオ西銀座店へ向かった。万博とサンリオのコラボグッズで限定カラーの人形を求めてわざわざ足を向けた。昨日に東京駅近傍の大丸と丸善で見つからなくて最後の希望だったのだが、無事見つけることができた。マイメロ、キティ、シナモンの3大エースは売り切れていたが、残りのキャラはふんだんに残っていた。求めていたのがクロミでよかった。こいつがあれば明後日行く万博でもきっと常に溌剌と闊歩できる。

 昼はいい感じのパスタを食べた。銀座にいたからいい感じになってしまったのは不可抗力だ。しかし休日にランチで1700円くらい使うのも慣れてきた。これくらいでいちいち心労を喰らっていたら東京で人付き合いをしていくのは難しいんだろう。防衛本能的に心と財布へのダメージを見なかったことにする。

 手持ち無沙汰になったので前々から気になっていた目黒の寄生虫博物館に行った。入館が無料でありがたい。15畳くらいの部屋が2フロアで、意外にも人はたくさん入っていた。標本や蝋の模型など実物に近い感覚を味わえる展示が豊富で、寄生虫症の個別解説や研究者の紹介・研究史もある。ライトな図を用いて説明も平易にしてあり、ポップとマニアックのバランスの取れたいい博物館だった。横断歩道から距離があるので目黒駅から向かう場合は早めに南側の歩道に渡っておくこと。

 夜ご飯は家の近くの沖縄料理屋。ポーク卵ヒラヤーチーというのを頼んだがニラが入っていなくて驚いた。居酒屋でヒラヤーチーを出すとなるとそれくらいのアレンジはあるか。それ以外のメニューも、家庭料理としての沖縄料理との姿とはだいぶギャップがあった。沖縄料理屋にはほとんど行かないから知らなかったが(思えば上京してからこれが3回目くらいかもしれない。京都のgoya,東京で2軒)、観察しがいのある事柄かもしれない。

 世界陸上のチケットをとっていなかったことを思い出した。取れる席はもう5万円とかのとこしかなかったが、20分くらいリロードを連打していたら幸運にも8000円台のランクの席が空き、取れた。今年の夏は金を使いすぎていてこれからも使う予定が控えている。私の心は不安で揺れているが、銀行口座がまだゼロではないぞと挑発的な眼差しを向けてくる。